僕とかさぶたと時々バンプオブチキン
かさぶたって子供のころはたくさんあったのに、大人になってから全然見なくなりますよね。
みんな転ばないように生きているからでしょうか。
なんて。
今日はバンプオブチキンの隠れた名曲「かさぶたぶたぶ」のお話。
僕は中学3年間はバンプしか聞かなかったくらい大好きなバンドでしたがその後10年近くはめっきりでした。
でも先日、彼女がかさぶたぶたぶって曲が好きだといったのがトリガーとなり、当時の記憶がぐわっとよみがえり、そんな面白い曲あったなあと思い出したのがきっかけです。
これってバンプの曲の中でもかなり遊んでいる印象があり、当時アルバム「orbital period」でこの曲が流れたときはふふっと笑ってしまいました。
なんでも最初は隠しトラックにする予定が急所アルバム曲になったそうなのでそれも納得ですね。
そんなこんなで大人になってこの曲を再度聞いてみたのですが、感想としては
かさぶた可愛い
ちょっぴり切ない
辛い時聞くとすぐ涙腺崩壊
でした。
↓以下ニコ動より転載させていただきます
かさぶたを生き物としてみる体験ができるのはこの曲だけだと思いますし、かさぶたが消えること=嬉しいではなく切ないってのは新しい視点ですよね。
藤君の観察眼すごい!面白い考え方するなあ。
これっておそらく友達と喧嘩してしまった小さな男の子をかさぶたが見守る話だと思うんですが、大人になった僕にも優しく寄り添ってくれるんですよね。
子供はわかりやすくケンカ傷=かさぶたとなりますが、大人の場合は職場やその他世間から受けた傷は表面には見えないけど"心"にしっかりあるんです。
そんな傷ついた自分を"かさぶた"が少しだけ励ましてくれる。
「大丈夫だよ 傷は治るんだ きっともとどおり」
「ねえ気づいてる? 僕が小さくなってること。」
「だからいったろ 傷は治るよって もとどおりになるって」
ダメだ、なんか泣けてくる。藤君の優しい歌声で聞くとなおさら。
子供に語り掛ける口調になっているから余計に感情が抑えられなくなりそう。
そんで
「さよならだよ 仲良くやれよ 僕のことは気にするな」
「僕に会いたくなったからってわざとケガするなよ」
ここで崩壊しました。
助けるだけ助けていなくなってしまうなんて。
この時点でもうかさぶたに特別な感情抱き始めてますよね。
かさぶたが消えることがこんなに寂しいとは思いませんでした。
そして最後は、
「また会える日が待ち遠しいけれど 二度と会わずに済むのが一番」
「でもたまには転んでも欲しいな」
っていう少しジョークもきかせてくれる優しいかさぶた君でした。
本当にこの曲は辛い人の背中をさすってくれるそんな1曲です。
ある人が言ってました。バンプは背中を押すのではなく、さすってくれるんだと。
かさぶたぶたぶにもそういう静かな優しさがちゃんとあるんですよね。
これを聞いて明日も頑張ろう。
バンプの曲についてはこれからも話していくと思います。
では。